馬場ゆうきのビジョン「復興から福香へ」

東日本大震災から2021年で、10年が経ちます。

この10年間、福島はずっと「復興」し続けてきました。

 

私は、福島が歩むべき次のステージとして、「福香」を掲げています。

「香」という漢字には、姿や色、声、味などがよい様という意味があります。

福島の今の姿、復興の歩みから生まれた新たな景色の色、福島に住む人々の活気あふれる声、福島の農林水産業や飲食業が織り成す美味しい味覚・・・

その人々の手から生み出されるかぐわしい福島の香りは、福島の地でしかつくれない。

 

香りというものは不思議なもので、人と人とのすき間をなくし、どこまでもどこまでも広がっていきます。

香りはだれにも縛られない。自由に、しなやかに、人々の心に染み渡っていく。

そんなふうに、福島のすばらしさを、福島だけでなく、日本各地へ、世界へ、拡げ伝えていくことが次の10年には、求められているのではないでしょうか?

 

残念ながら、各地を周り、私が福島出身だと伝えれば、

「I know tragedy.(悲劇だったね)」といわれます。いつまでも、こうして福島のことを覚えていてくださることは、とてもありがたい。

でも、そこで終わってはだめなんです。

 

 

福島は、あの時から止まっているわけではない。

あの時から、進みつづけている。

 

その力強い歩みを、魅せていかなければならない。将棋の駒のように、時に、後ろで力を蓄えながら、時に、前へ前へ、どこまでも突き進む。そんな香車ように気高く、未来を切り拓いていく福島で在りたい。

 

駆け上がる10年から、突き進む10年をつくり、成熟した福島を築き上げていきます。

共に、福島の未来をつくっていきましょう。