野田新代表へ
連日の自然災害により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げるとともに、亡くなられた方やご家族の皆さまに、心よりお悔み申し上げます。
いつもばばばんは日曜発行ですが、今回は党代表選挙が23日（月/祝）にあり、臨時党大会直後の素直な気持ちを綴りたく、1日遅れての発行になりました。私は代表選挙管理委員として中立・公正の立場で17日間の選挙運営を担い、全国11か所の地域討論会のうち7か所、青年局など党主催企画６つを担当し、多くの学びと刺激をいただきました。候補者を通じて見えたこれからの政治に必要な胆力を、私なりに整理します。
◆野田佳彦新代表
「街頭から生まれ、街頭で育てられた政治家。」
内閣総理大臣経験者であるにも関わらず、各種委員会で主力として最前線に立ち続けるだけでなく、朝街頭を38年やり続ける素志貫徹の行動力と若手顔負けの実践力。実は、安倍元首相の追悼演説には、私の著書のワンフレーズが用いられています。事前に「馬場君、これ使いたいんだけどいい？」と声をかけてくださるほど、驕らずに後輩とも同じ目線で話す野田さんだからこそ、たくさんの方から選ばれたのだと思います。
◆枝野幸男候補
「あなたの声が、次の誰かを支えることになる。」
スイッチが入った瞬間グサりと心に刺さるメッセージ性の高い演説。短期間にも関わらず、討論会の回数を重ねるごとに軸はぶれずに具体性が増していく修正力とスピード感に驚かされました。
◆泉健太候補
「1人の強いリーダーではなく、みんながリーダーとなる体制を私はつくりたい。」3年の代表経験をせきららに語り、ありのままで挑む実直さ。自ら応援にかけつけ、新人候補擁立や若手の育成に並々ならぬ熱意を持ち、未来のために背中で示す強さを感じました。
◆吉田はるみ候補
「お金は使えばなくなります。でも教育はその人の財産として残ります。」圧倒的な熱量で教育への思いを語る姿。周りの期待を超えるパフォーマンスができる突破力。悲観ばかりではなく、柔軟な視点で具体策を示し、光を見出すしなやかな発想力を感じました。
代表選挙の裏側は語りつくせない多種多様な深い議論の数々とドラマがあり、私自身も糧となる経験をたくさん積むことができました。この代表選挙が私たちの宝となり、土台となって、更なる高みを目指し、次のステージへ進む挑戦の魂とならなくてはなりません。日本政治が変わる今、為すべきことに集中します。
2024.9.23 衆議院議員 馬場雄基
