どんなに長くても27/48

1月26日から150日間の通常国会が開会。
悲しいことは、選ばれた人間たちが悪いことをしていたこと。それだけではなく、ある会合に出席した際、当事者である人たちが裏金の件を笑いながら冗談まじりに話す姿に、悪いことをした自覚がないのかと、言葉を失います。

この状態にどうやって未来に希望を見出せと言えるのでしょうか。
同じ時に、同じ空間にいる1人として、
後世に、ここが転換点だったと言われる働きをしなくてはならない思いです。

未だ1万4000人が避難生活を余儀なくされている能登。
命を守るためにも、2次避難の必要性もありますが、昼食代や駐車場代などの追加負担や適切なサポートが受けられず、元の避難所に戻るケースも相次いでいます。
与党野党の枠をこえて、被災者のためになすべきことをなしていけるよう尽くしてまいります。

今国会の法案のテーマは、
「ケジメ」ではないでしょうか。
昨年決めた巨額の防衛増税は、政府が無理に押し切って可決させ、今年から行うことを検討していたにもかかわらず、急遽取りやめ。
退職金に課せられるサラリーマン増税も言葉だけでましたが、世論の声におされ議論途上でやめ。
中長期的には法人税の増税も検討は必要と述べつつも、今ではないという理由で、やめ。

増税というイメージを打ち消すためにはなんでもやる。なりふりかまわぬ感じで、各種の政策が並んでいるのが今国会です。

例えるなら、
豪華なメニューが次々並べられ、
一体いくら負担するのかわからない。
さすがに、「お会計を」と店主に声かけても、「次来る時でいいよ、つけとくよ」と…

うまい話には裏がある。
次にいくら払うかわからないのであれば、
私はこわくていけません。
正直さが必要ではないでしょうか。

今、世界は情報社会となり、政治がすべての情報の集積地ではなく、一人ひとりが手に取れる時代になったからこそ、嘘はつけませんし、ついてもバレます。

正々堂々、真っ直ぐ前向いて、
政策の意図や国の道筋を指し示し、
国民とともに一緒に歩むことができるかどうかです。

誰しもが嬉しい決断となるわけではないものこそ、丁寧に、一人ひとりのつむぎあう力で乗り越えていかなくてはならないのではないでしょうか。

今国会から、私の役割も変わります。
環境委員会/理事、復興特別委員会/理事、議院運営委員会/委員、財務金融委員会/委員を拝命しました。
より一層努力しなくては追いつきません。
国民との信頼、行政との信頼、民間との信頼、与野党との信頼、
それぞれを確かなものにし、
純粋に政治を実践できるように、
今をがむしゃらに頑張ります。

2024.2.4 馬場ゆうき