◆Lawmaker
参議院議員選挙、大変お世話になりました。結果を真摯に受け止め、教訓を活かし丁寧かつ確実に前に歩みを進めます。
先日、米国大使館に伺いました。その時、私のことを「Lawmaker」と紹介してくれました。
あ!なるほど!と思いました。「法律をつくる人」ですね。
人はみんな暮らす中で、一定の秩序を保つためにルールが必要です。一人ひとりの価値観は違えど、よりよい社会を築いていくために、公共交通・福祉・教育・経済など、それぞれのルールをどうすればいいのかを考え、実践することが政治家の役目です。その中でも国会は国権の最高機関であり、行政と司法に並ぶ立法の府としてまさにルールづくりが求められています。
しかし、今、ニュースを見てもご覧の通り、国会の役割を果たしていると本当に言える状態でしょうか。単に反対をしたいわけではなく、分断のない・いい社会をつくるためにまっとうに行動したいのです。
◆ルール・基準なき国葬の政府決定
選挙演説中の出来事であったことは国として重く受け止めなくてはならないと思います。しかし、国葬の理由を戦後最長に総理を務めたことにするならば、なぜこれまでの最長者は国葬ではないのでしょう。今後の最長者はみんな国葬なのでしょうか。
他に内閣葬や国民葬がありますが、国葬は戦前には規定がありましたが、1947年に失効しており、今はルールがありません。この状態の延長には分断が起きかねません。心安らかにご遺族も過ごすことができるよう、国会としてルール(基準)をつくる機能が問われています。
◆コロナ予備費、約14兆円の9割使途不明
有事に、様々な対応が求められることは重々承知しておりますが、闇雲に使っていい訳ではありません。民間企業で使途不明など有り得ませんが、これが国の今の実態です。予備費は打ち出の小槌ではありません。国民の税金です。
他にも、
◆デジタル庁などの法案を通しながら国会はアナログ
◆過去の事業の検証もしないまま新たにできる組織の数々
など、国会に来て矛盾に思うことがたくさんあり、出来ることから着実に変えていかなければならないと気持ちを強くしています。
一人ひとり価値観は違うわけですし、政治に正解はありません。絶対ということもないのだと思います。しかし、まっとうなやり方でなければいけないと思います。分断がないように、納得の得られる形を目指し続けることは、当たり前だと思います。決して、上から目線になることなく、民主主義が民主主義たるものにするために、国会の役割を全力で果たしてまいります。
衆議院議員 馬場ゆうき
(2022.07.25)
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