【ばばばんvol.21】経済を立て直す2の本質

2倍にします!2%を達成します!!

所得倍増・物価水準・防衛費などなど・・・。政治状況を伺うと、なにかと2の登場が多いですが、根拠や覚悟がなければ、2に対して失礼ではないかと思います。

 

経済を立て直す。

 

これは本年の喫緊かつ重要なミッションです。11年間、異次元の金融緩和と、積極的な財政出動をし続けてきました。大切なことは、このことへの批判ではなく、なぜやり続けたのに、給料も上がらず、暮らしは逼迫し、国のステータスが下がり続けたのか…誰しも予期できないことに失敗はつきもの。大切なことは、そこからどう這い上がるか。PDCAサイクルを回し、いち早く改善に取り組むことではないでしょうか。

 

国会に行き、より如実に感じることは、国策によってドーピングされ続けた日本の経済は歪んだものになっていることです。もう一度、足腰を鍛え直して自ら立ち上がることができる経済をつくるには、私は3つの視点が必要だと感じています。

 

①政治決断で社会を動かす

議員になりビックリしたことは、日本は技術があるのに利活用されないことです。技術開発費は世界3位にも関わらず、競争力は31位。私だったら紙だらけの国会から「世界一エコでデジタルな国会」をつくりたい。自分たちの襟元を正し、隗より始めて、日本の技術力を埋もれさせることなく社会へ展開していきたいのです。それが経済を動かすことではないですか。

 

②誰もがチャレンジし続けられる環境整備

お金はお金があるところに集まるからこそ、一部の富の独占が起こりやすい性質があります。学びの時間を充実させるのと同時に、スタートアップや事業継承などでも分かりやすい制度や支援体制を整え、日本に挑戦の文化を築きたい。

 

③投資として責任ある国債発行

昨年の補正予算を見ても、戦略なき国債発行をしすぎです。マッチョとメタボが違うように、単に予算を出せばいいのではありません。戦略を立て、効果的にやらなければ、将来へのツケが増えるばかりです。ないものをねだるのではなく、あるものをフルに活かす。経営の本質を政治に取り入れたい。

給料が上がる経済というのも、こうした実践を徹底した先にあるのではないかと、私は思います。