いよいよ質疑から予算&制度へ
大雪・強風が各地を襲っています。私としても、党災害局の担当として、被害状況の把握に努めています。お困りごとがございましたら、事務所(0249538109)までお願いいたします。
現在、国会では予算審議も大詰めを迎えています。
野党はなにもできないと根拠のない揶揄をする人もいますが、一つひとつの審議の中で、「日本を前に動かすために!」と魂を込めて訴えてきたつもりです。
私が担当する環境分野も、いよいよ質疑が実り、初めて予算化、制度化される見込みのものがあります。
◆次世代太陽電池ペロブスカイト50億円
日本の宮坂氏が発明した、「軽い・薄い・安い」「リサイクルしやすい」「主な原料であるヨウ素は日本がシェア世界2位」、まさにこれからの太陽光発電技術。2年前から取り上げ、経産/環境の両大臣と「国内での実用化に加え、海外での展開を進めるためには国際標準の規格策定が重要であり、とりまとめを日本がリードすべき」と確認してきました。
今回、社会実装モデルをつくるために、自治体・民間企業への補助金(補助率⅔,¾ )が50億円用意されます。私としては、日本全体に広げる時の可能性(農地・ビル・戸建て・線路・高速道路など)をイメージした具体的な予算執行を求めています。
また世界の競争を見据えたサプライチェーンの構築、モデルだけに留まらず波及効果を生み出すための追加的予算の枠組みを議論しています。
日本発祥の技術が、世界の分散型エネルギー社会をつくるゲームチェンジャーとなるためにも、市場を活性化させていきたいと思います。
◆太陽光パネルリサイクルの制度化(4月頃)
廃棄量が2040年代前半に最大で年間約50万トンに達する見込みで、このままでは産業廃棄物処理場の受け入れに支障が生じかねなかったパネルの問題。これまでに4回質疑で取り上げ、リサイクル制度の確立と廃ガラスの市場循環について、経産/環境の両大臣と確認してきました。いよいよ政府はリサイクル制度の関連法案を提出する方針へと動きました。
しかし、原案はリサイクル制度の枠組みはつくるものの、肝心の廃ガラスの循環が具体的にどのように成り立つのか言及が足りません。リサイクルは財が循環するまでがワンセットです。未来に責任ある制度設計を必ず実現します。
経済を見てみると、倒産件数が前の年を上回るのは33か月連続。1月の倒産が800件を超えたのは2014年以来、11年ぶりと極めて厳しい状況です。原因はコロナ禍のゼロゼロ融資の借入過多や、価格転嫁が実現されず業績回復が遅れている点です。お困りごとがあれば、使える制度があるかもしれません。併せて、事務所までお問い合わせください。
2025.2.16 衆議院議員 馬場 雄基