グサッ!と胸に刺さった
こども国会
胸が締め付けられるような感覚でした。みなさんのご意見もぜひとも教えてほしいです!
2日、私の前の最年少国会議員でもある、自民党の鈴木貴子議員と一緒に、こども国会に参加しました。
小中学生のみなさんから、【ジェンダー】【防災】【教育】をテーマに14グループの提言を頂きました。
特に私が気になったテーマは、「成績表」です。
参加した子どもたちからは、なくしてほしいという声が次々とあがりました。事前勉強もされていて、通知表(通信簿)は、児童生徒の学習状況について保護者に対して伝えるもので、法令上の規定や様式に関して国として例示したものはないという点もしっかり押さえた強い叫びでした。
(1)不登校の原因か
全国小中学校の不登校数は24万4,940人(2022年)で、9年連続過去最高(ワースト)となっています。
この原因の一つが、成績表という意見です。自分の成長を、他者に勝手に決めつけられてしまい、それがそのまま進路選択につながってしまうことへの不満・憤りを強く感じているのだと認識しました。
一方で、成績表を否定しても、子どもたちの訴えの本質に応えていないのではないかとも思いました。
(2)なにが問題なのか
学校の意義は何でしょう。本気で子どもたち一人ひとりのまなざしを育むことではないでしょうか。
子どもたちから「うーん、これをもとになにをしていいのかわからない」、保護者からも「子どもになんと声をかけていいのかわからない」「分かるのは、担任の先生がうちの子どもをこう見えているということ」と不安の声があがる成績表では本末転倒です。
発想の転換です。「なくす」と敵対するのではなく、「自らつくる、一緒につくる」仕組みを早急に整えたい。
単なる数的評価ではなく、まずは本人のフィードバック中心に良いところを発見し、自らの評価と他者からの評価を掛け合わせて、これから何をすべきか具体的なアドバイスを紐解いていく。都市・地域・私立・公立、どこで学んだとしても、本人も保護者も学校も、共に本気のまなざしを育む在り方を基本としたい。広島県では、平川教育長を中心として、成績表改革を実現しています。変われるのです!
(3)本気のまなざしを育む国へ
「学校に行きたくない」という気持ちに、無理をしてほしくありません。だけど、大事なのは、学びを止めないこと。フリースクールや子ども食堂、たくさんの居場所が社会にはあります。多様な教育の在り方を認め、社会全体で「本気のまなざしを育む国」をつくるのが日本の道です。