召集!特別国会
11月11日。全国会議員が召集されます。2期目として私の議席も大きく変わり、最前列の席から、中央5列目になります。これまで一番年下の議員として、どんなことがあってもがむしゃらでいようと溌溂としたオレンジでネクタイ等の色を統一していましたが、今回チームからの提案もあり、政局に左右されない冷静さ、更に活動を洗練させる意を込め、【変化の青】が2期目のメインカラーになりました。
◆選挙戦で覚えた違和感
東北比例を預かり、小選挙区で出られなかった立場として、かつ東北全体を駆け巡った者として、今の選挙制度には大きな違和感を覚えます。福島では5つあった選挙区が4つとなりました。小選挙区の数だけでも東北6県合わせて21に対し東京は1都だけで30あります。福島はどの選挙区も東西もしくは南北100kmを越える広い選挙区を持ちますが、東京は5km程度。自転車でまわれる範囲です。
一票の格差というのも一面理解はできますが、何十年前から叫ばれ続けている都市と地方の格差や一極集中の問題は、こうした選挙制度が助長しているのではないかと感じます。国全体の形を捉え直し、国と地域の役割分担の明確化など、強力に実践すべきであり、やり抜きたいと感じています。
◆教育と経済による地域繁栄
ばばばんvol.59に書かせていただいたのですが、私は地域繁栄のカギは教育と経済にあると考えます。教育だけを語るのではなく、「若者や学生を応援すればするほど、地域の企業が儲かる」社会の実現したいのです。奨学金企業代理返済制度の拡充や、若手スタートアップ支援の充実など、多様な政策を打ち出せないか、体当たりで勝負します。
◆福島プライドを持つ
今国会から、復興特別委員会が他の委員会と統合されます。しかし、福島の復興は、除染土壌や燃料デブリの取り出しなど道半ばです。廃炉とは何を指すのか定義もできていません。技術革新だけではなく法整備も重要です。
また、浪江町に、エフレイ(福島国際研究教育機構)ができますが、復興を国際的に理解していただくためにも、福島空港とのアクセスを戦略的に活用し、台湾はもちろん、中国や韓国などから研究者を呼び込めないか本気でアタックすべきではないでしょうか。
◆もう後に残さない政治改革
誰もが政治家に挑戦できる環境をつくること。本来は当たり前ですが、いまだに多くが特定の誰かにしか挑戦権が与えられません。政治資金や行き過ぎた世襲の問題に、与党野党の知恵を結集して挑む環境をつくるべきです。後世にツケを残さない、決着をつけるためにも、2期目として全力を尽くして参ります。
2024.11.11 衆議院議員 馬場 雄基