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【ばばばんVol.67】18歳被選挙権

議論白熱18歳被選挙権

いつも手に取ってくださり、本当にありがとうございます。2024年最後のばばばん67号です。

 思えば、2024年最初のばばばんは44号。「甲辰」という干支について、「辰」は政変の年、「甲(きのえ)」は耐え忍んだ先の始まりであると記しました。

 まさに、今年は国内外で政変の年。アメリカ・イギリス・オーストラリア・ガーナ・インドネシアなど世界各地で政権交代。他にも、終わらないロシアによるウクライナ侵攻やガザ紛争。韓国ではいきなりの戒厳令。私たちの日本でも30年ぶりの「少数与党」と、世界的にみても激動の一年でした。

 しかし、こうした変化が国民に安心をもたらしたかと言えば、先行きが見通せない不安と焦りが積もり、今、最も身近となった情報媒体であるSNSでは偽情報や誤情報が多く流れ、安寧の社会とは程遠くなっています。

 変化の中に希望を見出さなくてはなりません。一つひとつの問題に、単に声をあげるのではなく、問題の本質を極め、賛否の声に耳を傾け、党派などの垣根を越えて一致する点を見出し、前に進めることが肝要です。それは決して目立つことではなく、目立たなくとも為すべきことを為す、本物の汗を流せる人が報われる社会を作るということだと私は信じます。

◆18歳被選挙権年齢引き下げの本質

 この問題もその一つ。最近では日本若者協議会さんや各種学生団体さんとの企画や、超党派若者政策推進議連で、この話題が取り上げられました。

 しかし、違和感を強く覚えることがあります。それは、年齢を下げることが目的化し始めていることです。政治に若い力は間違いなく必要です。ですが、年齢を下げることに政策のゴールを置いてしまえば、若者はかえって潰されます。

 目指すべきは、単に若者が立候補することではなく、当選して「若者」という下駄を履かせられることなく、先輩議員と同等、いやそれ以上に国益に資する実践的活動ができることです。そのために!

 第一に、期数がモノ言う永田町で、各政党が本気の若手育成プログラムをつくることです。しかもこれは法改正ではなく、政党内の自助努力でトライできます。

 第二に、大学など高等教育機関の協力をいただき、学生議員のルールづくりを具体化すること。

 第三に、小中高における、座学だけではない実践的な政治教育に取り組むこと、などが不可欠です。

 政治家になることがゴールではありません。いかに国の為になれるのか。その思いを磨き、洗練できる空間をつくれるか。今が日本の分岐点です。

2024.12.22 衆議院議員 馬場 雄基

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