【ばばばんvol.26】やっぱり負担増

「増税や社会保険料の引き上げが、今後、考えられてくるのではないですか?」

「今、若者は、経済的苦境に直面しています。若者を助けようとする政策が、かえって若者たちを苦しめることにならないか、私は不安なのです」

 

これは、2月15日に私が岸田総理と向き合わせていただいた際の言葉です。あれから2ヶ月。

 

◆予算成立直後に少子化対策のたたき台発表。社会保険、地方負担へ。

一般企業ではいかがでしょう。来年度予算が通った直後に、別の巨額なプロジェクト予算を出すことって普通ですか?もし本当にやりきりたいものならば、事前にきちんと協議し予算を修正するべきだと思うのは、私だけでしょうか。

そして、一番問題なのは、財源です。この別予算の財源を確保するために、社会保険料の引き上げが検討され始めました。

だから言ったじゃん・・・と、思わず声が漏れ出てしまう、やるせない気持ちです。

◆国を憂う。嘆きを望みに変えられるか

今までの比ではない巨額の財政出動。つまり、国民の負担は将来的に確実に増えます。その負担感を減らせるか否かは、政策効果にかかっています。政策の目的を確実に成し遂げなくては、果実も得られず、負担だけが襲ってきます。真剣勝負の緊張感が必要です。

 

・高速道路の有料期限は、2115年まで。

・子育て政策は、実践なくたたき台だけ。

・閣議決定一つで使える巨額な予備費の積み増し。

 

少し考えればおかしいことなのに、次々と法案が通っていきます…この国の政策リテラシーの低下を指摘せざるを得ません。巨大化しすぎた官邸政治により、霞が関官庁も国会も形骸化し、止めるに止められなくなったのではないかと思うほどです。

 

政治とは何か、政策とは何か、今の嘆きと将来への憂いを受け止めて真剣に考えたい。

 

本質の政治を実践したい。

今のままでは、終わるに終われない。

政治は光です。それを覆う現実が多すぎます。

光を、みんなで掴みに行きたい。

そのために、先頭に立ち、道を切り拓いてまいります。




2023.04.08 衆議院議員 馬場ゆうき