若者と政治【かわらばんvol.7】

18歳の意識調査の結果は?

いきなりですが、質問です。

自分が当てはまるものにチェックしてください。

□自分の国の将来について良くなると思う。

□自分は他人から必要とされている。

□自国には、自分が目標としたい人物がいる。

□自分の行動で、国や社会を変えられると思う。

・・・いかがでしたか?この質問を、アメリカ・中国・インド・イギリス・韓国・日本の18歳に対して意識調査した結果、日本はこれら全項目で最下位でした。私は最年少国会議員として、10~20代の方々と意見交換する機会をいただくこともあるのですが、体感としてそんなことはないと思うのです。

YOUTH PORITICS

5月31日には、「YOUTH PORITICS」という企画に呼んでいただきました。30歳以下の主に学生さんと議論しました。私の担当は、環境・エネルギー。最初は、学生さんの興味関心を探りながらお話していましたが、原子力発電所や防衛体制の今後の在り方などナイーブな質問が多かったため、一切のタブーをなくして全員参加型で意見を言い合う時間にしようと決めました。

賛成も反対もあっていい。

一人ひとりの思うことが全て正解。最初こそ戸惑った方もいましたが、全員自らのエピソードを交えて、思い思いに考えを述べました。結論をまとめることは敢えてしませんでした。初めてのチームで数分しか話していないのに、無理に答えを絞っては、かえって本質からずれてしまうと感じたからです。

答えを出しづらい難しい課題に、自分の言葉で向き合う学生さんの姿に未来を感じました。若者は政治に興味がなくけしからん!と言いますが、本当は安心して話し合える環境がないだけではないですか。場をつくることから私は始めたい。

20代唯一の国会議員としての使命

気候危機・人口減少・年金・財政・安保など、ナイーブな議論は先延ばしにされがちです。「次の世代も含めて考える課題だ」という言葉を国会で度々耳にします。だからこそ今の実践と責任が求められるはずです。小手先や裏技ではなく、真正面から挑む覚悟が必要です。若者が、自分の行動で社会は変えられると思える国を、皆さまと一緒に築き上げて参ります。

衆議院議員 馬場ゆうき

(2022.06.05)