【ばばばんvol.28】省エネは本気だったのか

※生配信に出演させていただきました!!ありがとうございました!

◆馬場ゆうきのエネルギー政策

私の考えは、いたってシンプルです。

一度掲げた戦略は、とことんやり切る、ということです。

エネルギー政策で言えば、「原子力エネルギーを低減させる」という国家戦略を日本は打ち立てました。その実現は、電気を作り出すことに重きをおくこと以前に、いかに電気を使わないか、「省エネ」のでき得る全ての手を尽くすことが目指すべき姿ではないでしょうか。

しかし、日本はこの点に本気で向き合ってきたのでしょうか。現に、皆さまの身の回りで、省エネを国家戦略として実感できるでしょうか。

 

安易な国家戦略の変更は、国力の低下を招きます。だからこそ、私はやりきりたい。そして、省エネに対して、日本がまだやりきっていない分野に辿り着きました。

 

地中熱です。

 

◆夏は冷たく、冬は温かな「地中熱」

電気ではなく、熱を利用した省エネです。

実は、深さ10m程の地温は、約15度と一年中安定しています。この熱を利用し、夏は冷たく、冬は温かくしようとするのが「地中熱」の考え方です。東京スカイツリーや横浜市役所などですでに導入されており、従来と比べて、エネルギー消費量を約半減する力を持っています。郡山でも喜久田公民館にて実証試験が行われています。

しかし、西村環境大臣とも論戦を交わしましたが、日本のエネルギー基本計画や温暖化対策に、地中熱は申し訳なさ程度にしか書かれておらず、世界から見て大きな遅れとなってます。

やるならやろう。やるならやりきろう。

改めて、国家基本戦略に地中熱を置き、本気で省エネを実践することが日本の道だと私は信じます。