13年.今の勝負どこ
明日が3.11。私は、福島県主催の東日本大震災追悼復興祈念式に参加させていただきます。また、3月4日(月)には、党の東日本大震災復興対策本部にて、双葉町・浅野撚糸・中間貯蔵施設・福島国際研究教育機構(F-REI)を視察。その後、福島県議団との意見交換会を実施しました。
家屋の解体が進み、少し時間が経つだけで目に映る風景がガラッと変わったような車通りの多い場所もあれば、少し横道に入ると13年前のまま時が止まっているような場所も。時の残酷さを改めて感じます。
◆未来を見据えるための今
「将来絵図が分からない中で前に進めますか?」
現地の方の怒りではなく、諭すような声でした。
廃炉の最後の姿は?中間貯蔵施設にある土の最後は?帰還困難区域の最後は?…。わからないと言って先送りにしてきた課題がたくさんあります。
今、被災12市町村に住みたいと思う方がいても、「わからない」では前に進めない。分断ではなく、つむぎあう中での責任ある議論を真剣に進めなくてはなりません。
◆帰還困難区域
「不審火があって大変」帰還困難区域には人が入れないまま13年の時が経過しています。空き家で火災があっても、水路が整っていなく、地元消防団も機能せず、広域消防に頼る困難な状況です。
家屋の解体か、道路や水路の確保をしなくては、これからより大変になるでしょう。
◆生きた経済
行政主導で行ってきたまちづくりも、民間経済が確立しなくては持続可能性はありません。企業誘致だけではなく、スタートアップ支援を充実させ、その地域に応じた規模の経済を育み、子ども教育環境や医療などの福祉の体制を、近隣地域との連携で実現していきます。
◆第三期復興創生期間へ
先日の復興特別委員会の質疑にて、土屋大臣に、第三期復興創生期間を検討するチームの設立について検討する旨の答弁を頂き、今国会の大臣所信演説でも触れていただきました。
13年目の今。勝負どこを見極めながら、現実的に将来を見据えて挑んで参ります。