昨年の10/31が衆議院議員選挙の投開票日。
つまり、一年が経ちました。
なぜ、私が48分のシリーズを31日ではなく1日の更新としているかというと、私にとって10/31は敗北の日だからです。
小選挙区で負け、翌朝3:33に比例復活が確定し、この立場を得ることができました。
この一年、とにかくがむしゃらにやってきました。
しかし、志を描いても実現できることはほんのわずかで、託してくださった皆さま一人ひとりの暮らしを思えば、足りていないことばかりで、不甲斐なく、情けなく、屈辱や挫折を多く味わう、厳しい一年でもありました。
政治家となってから、より一層、日本の政治に危機感を抱いています。
本来、国会は三権分立の一角を示し、国の最高意思決定機関です。しかし、今やそれは名ばかりではないでしょうか。政府・行政の政策や運営が絶対的に正しいものであれば国会はいりません。国会は政策を多角的に錬磨するためになくてはならない存在ですが、権威を失った国会は、ただの石造りの箱とさえ感じてしまいます。
この一年、国会でどんなに食らいついても、どんなに角度を変えて質問をしても、政策の変更の兆しすら見えない時が多くございました。
良い社会をつくりたいという思いに、与党も野党も関係ありません。
だからこそ変えていきたいのです。
貫くべきは、不易流行。今までの歴史の中で何が本質なのか、そして何を新しくすべきかを明確に持たなくてはなりません。
単に反対すればいいとか、単に新しくすればいいとかの世界ではなく、水が上から下へと流れるように無理にではなく自然と考え、実践していくことが肝要ではないでしょうか。
でなければ、またどこかで淀みが生まれ、国益を失うばかりです。
ただ、今年と同じやり方をしてもしょうがありません。
一人で変えられないことでも、一人ひとりを重ね合わせて成し遂げていくことを意識して参ります。
大切な地元の皆さま、元気をくれる同世代や現役学生の皆さま、大好きな同期議員、頼りになる与野党の枠を越えた先輩議員、どんな時でも私たちを支えてくださる党職員の皆さま。
特に最近、立憲民主党の職務を担う部分が増えたこともあり、改めて、離合集散を繰り返した組織の弊害を感じてもいます。
政治は、決して議員だけで行うものではありません。議員は選挙で変わる以上、根を生やし、育ててくださっているのは、職員の皆さま方の力が大きく、党の逆風を感じている時に、議員以上に孤独さを覚えるのは党職員ではないかとも思うのです。
つながりあい、補い合い、
一人の百歩より、百人の一歩を。
失敗や挫折に学び、成長していく明日を。
辛い時もたくさんありますが、
諦めず、次の一年も、動き続けていきます。
来年のこの時を、もっと違う目線で、そしてより多くの皆さまが希望を見出せる形で迎えられるよう、
馬場ゆうきは全身全霊をかけて挑んで参ります。
2022.11.1