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【ばばばんVol.60】木の国日本を作りたい 一点突破、全面展開の国づくり

木の国日本を作りたい  一点突破、全面展開の国づくり

おかげさまで、ばばばんも60号。国会の議席を預からせていただき、2年10ヶ月が経ちました。この間、考えさせられたのが、『国家観』です。

 日本は人口減少が進み、地域に人が少なくなる一方、人口推計では、外国人数が毎年16万人以上増加する予測となっています。2022年6月末時点で296万人(出入国在留管理庁)ですが、2070年には約1,000万人。これは人口全体の12.4%になります。

 「日本とは何か」日本が日本たる所以を、本質から理解しなくては、国益の発展はありません。まして、増加するインバウンドも、肝心の「日本」を失っては、日本を訪れた方の満足度は下がる一方です。

 海外の方に【日本らしさ】を伺うと、四季・建築物・食文化などが挙がります。これらは一見異なるようにみえますが、全てに共通した概念こそ、『木』ではないでしょうか。自然も住居も食べ物も、全ては木があって成り立ちます。

 「大事なのは分かっている。でもお金が…」木の話をすると、だいたいこうなります。しかし、私は木への投資は、国を定義づけることのみならず災害対策費など行財政の悪化を防ぎ、企業活動に伴う経済的価値として法人税など行財政を豊かにすると確信します。

◆木が香る最先端のまちづくり

 オランダと言えば風車。クロアチアと言えば赤い屋根の家。海外に行けば、思わず写真を撮りたくなる風景ですが、日本では神社仏閣などの点でしかなく、面の開発がありません。目指すべき日本の文化像は、街並みというハードで木を感じ、ソフトとしてデジタルを最大限促進し、GX実現を図ることではないでしょうか。

◆地元材で地域のダイナミズムをつくる

 「木を切って、植林して、育てる」

 手入れされない山は土砂災害で人命をも巻き込みます。管理できないからと手離した山はメガソーラーになり、景観や盗難の問題になっています。他にも鳥獣被害の増加など、これら全てが財政をひっ迫させてはいませんか。その解決こそ、木を使う場面を制度的に作り、木の経済を回すことです。これは、地産地消型の経済を生み、東京一極集中の大きな矢印を地方へ向ける鍵となります。また、高樹齢化した木は、二酸化炭素の吸収量が下がるため、環境面からも木を循環し価値の最大化を図るべきです。

 予算委員会では、農林水産大臣と国産材の利活用を前に進める議論をしました。一点突破、全面展開に向けて私は、『木』を大切にしたい。

2024.8.25 衆議院議員 馬場雄基

 

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