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【フランス、ベルギーからみる外交安全保障】

10日間ほど、外交と安全保障を学ぶ研究会活動として、2カ国で学ばせていただきました。

簡単に今回の研修を振り返ってみます(^^)

まずはフランス。
驚いたのは武器輸出の考え方。
「フランスの武器が世界を平和にする」という意識や「日本は完成品の販売をまず考えるが、フランスは部品の販売を考え、相手の計画に合わせていくことを考える」と突き抜けて考えていました。
これは、言葉通りの意味だけではなく、相手の計画に入りこむことでつながりを強化し、同時に自国の産業と安全を守ることができると気づきました。
そして、この部品輸出は、アメリカやNATO関連の国々だけではなく、ロシアや中国にも変わらず行っていると伺い、フランスが国としてはっきりとした方向性を示しているのだなと感じました。

平和とは何か。この問いは、昨年、学んだスウェーデンが平和と称される一方で軍事大国であり、国民全員に防衛教育(民間防衛)を行っていることを知ってから考え続けてきました。今回はさらに武器輸出という視点が加わり、国を守ることのリアルさと難しさを感じています。

そして、ベルギー。
ここは核シェアリングを行っている国でもあります。
今年の7月に核兵器がベルギー国内に持ち込まれるという報告書がNATOのウェブサイトに一時的にアップされました。
国会議員も、国民も、メディアも、一斉に政府に追求しましたが、どの問いに対しても政府はコメントを差し控えました。
核が国内にあるとも言わなければ、ないとも言いません。
その後の決着はどうなったのか!?
まさかの世論の沈静化でした。議員も国民もメディアも取り上げなくなったそうです。

日本ではなかなかそうはいかないと思います、汗
きっと野党やメディアの追求は、、、。
しかし、それは日本として、どう国を守るのかという指針が示されていないからではないかと。

フランスもベルギーも、国が生きる道として、与党も野党も一定の共通認識を持っていると思いました。
日本もこういう議論になればいいのになぁ、、。と思いながら、自分なりに日本が生きる道、そして平和をもう一度考え直してみます(^^)

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